仕事がつらい人の思考

私の仕事に対する考え方や、人生に対する考え方。ヒトの一例として見てもらえると嬉しいです。

見積もりの考え方、私編

仕事でよくある、お客さんに見積もり出す話。
もちろん相場とか、そういうのを無視するわけにはいかないが。
結局行きつくところはココなんだと思う↓。

「欲しいだけの額貰いたい」

くれるならいくらでも欲しいとかそういうのは置いといて。
だから私は、作業がなんだとか、相場がいくらだとか関係なく、まずほしい額を決める。
もちろん、そのための工数とかは考えるけれど。
でも大概工数分より欲しい額は多いことの方が断然多い。私は。

ならとりあえず欲しい額提示するよ。
もしもらえるなら減らす理由もない。

あと、一発でお客さんがOKしちゃうような見積もりとか論外。
一発でOKってことは、もっと余裕あった、もっと金出してもよかったってことでしょ。

どの業界でもそうだと思うけど値段を下げることは出来ても上げることってなっかなかできないのよ。
自分の首を絞めたくなければ、まずは客に「高い」って言わせないと。

それを、付加サービスなりしゃべりなりで補って行かないと。
まぁ、しゃべりとか言っときながら俺は営業じゃないんだけどね。

winwinっていう言葉がある。
うちらもwin、お客さんもwin。と言うこと。
 
いちばんありがちなのがlosewinになること。

お客さんのいいなり。お客さんの事ばかり。
仕事がないよりいいでしょ?が口癖な人。
 
この方法でしか仕事が取れない、それしかやりようがない、そう言い切れるのであれば、それはそもそもビジネスモデルが崩壊してるから考え直した方が良いよ。って本当に思う。
 
いいかい?

お金貰えなきゃ、仕事してる意味無いからね?
ほとんどの人にとって。
そもそも会社ってね、利益出したいの。

個人レベルで、相手が喜んでくれるなら、って言ってる人はいると思うけど、それを会社の経営者が言ったらどうするよ?
そんな会社、怖くて居れないでしょ?

そんな簡単で単純な仕組みに、なんで気づかないよ?

仕事を続けていくための思考

夢に向かって頑張っている人。
富と名誉のために頑張っている人。
それはそれで素晴らしいと思う。
向かうべき目標を仕事の中で見つけることに成功し、日々謳歌する毎日。
素晴らしいどころか、うらやましささえ感じる。

仕事に対して、そこまで前向きでない私。
もちろん、かなり多くの人たちも、そうして生きている人はいると思う。

そんな私が心に思う仕事に対する「思考」「思い」。
それは

「細く・長く」

無理はしない、無理なものは無理と言う。
その代わり、出来ることは出来ると言う。代替案は考える。
時々ふと、あとこの生活が数十年続くかもしれないと考えた時、絶望を感じる。
だからだましだまし無理をしない。

とかいいつつ、転職回数はそこそこある。

夢に向かっていた時期もあったため、積極的な転職をした。
そして、夢はかなった。
でも、現実と理想は違った。
そういう夢の破れ方をしたタイプ。

そうね、燃え尽き症候群かもしれない。

でも、理由はなんであれ、今は続けることが目標となってしまったので。
かなりの他力本願。
 
仕事も意欲的に何でも引き受けたりはしない。
そう、無理はしない。
 
自分でやらなければならないことはやる。
それ以外であれば、表に立たない。
 
○○したい奴は一歩前へ!
 
と言われて、一歩下がるようにしている感じ。
仕事もそうだし、転職活動自体だってそう。
自分で仕事を探すのは疲れるのでもう嫌だったりする。
転職エージェントのおすすめサイトとか漁って、登録して、人任せ。
リクルートエージェントとかマイナビみたいなやつ。
 
でも無理はしない。
条件はきっちり言う。
やる気はないが、長く続けたい意欲はあるので、それなりにやっていける環境を探さなければならなかったので。

企業はやる気のある人間を採用したい。
そんなことは当然わかってる。
だからそこだけは無理してやる気あるふりをする。

そもそも、仕事が楽しい、やるきまんまん、なんて人の方が少ないのは知っているだろうに・・・

やる気がなくたって恥じることはない。
やることをやれば、それでいいはずだ。
少なくともそう思っているし、それが間違っているとも思えない。
だから本当にお願いしたい、仕事の強要よりなにより一番きついもの。
それは
 
「やる気の強要」
 
だったりする。
100人社員がいて、100人同じ方向なんて向けないって。
十人十色っていう言葉習わなかった?
100人どころか、10人だよ?

仕事の何がつらいの

あなたは仕事の何がつらい?
 
仕事内容?
通勤時間?
人間関係?
割に合わない?
 
私は「拘束」がつらい。
 
何を思いついても、これやってみたい!って思っても、思いついた時に動けない。
家に帰る。やってみる。
もう寝なきゃってなる。
寝てしまうとまた10時間以上手を付けられない我慢の時間が始まる。
これが一番つらい。
 
それでお金貰ってるんでしょ?
 
えぇ、その通り。
お金の分くらいはきちんと返したい、そんな気持ちくらいは持ってる。

でも、なんでお金要る?
生きてるから?
え?生きてなかったらお金要らなかった?
え?じゃあなんで生きてるの?

じゃあお前死ねよ。

死ねないんだよ。
痛い怖い。

なぜ生きているのか。
それは死ねないから。

誰かが言っていた。
「死をもって、人生は完成する」
と。
最近はなるほどな、と思えるようになった。
いいのか悪いのかは置いておいて。

ここまでは仕事がつらい基本思考。
今では社会人経験を経て、さらなるつらい理由が追加された。
それは、恐怖。
他人の評価、会社の存続、どれをとっても自分でコントロールできない。

他人からもらう自分の評価もさることながら、「え?あの人が給料下がるの?なんで?」見たいのもいっぱい見てきた。
会社がなくなるのも経験した。

その結果行きついた答えが
「自分で何とかしないといけない」
と言うこと。

そのためには元手が必要、だから他人の会社で働く。

でも気が付いた。

「人生諦めてたら、もっと楽に働けたのだろう」

ということに。
気づかなければよかった。
全て、それが当然、と受け入れて生活している人。
もしかすると昔言われていた「大人になる」ってこういうことだったのだろうか。

でも、ここまで来たら諦めずに子供でいようと思う。